スキルシートを作成するコツと注意点

スキルシートは、エンジニアのスキルや実務経験などをまとめて記載してものです。転職する際やフリーランスとなって営業する際に、自分のことをアピールするために用います。特に決まったフォームがあるわけではないので、自由にアピールポイントを記載することが可能です。具体的には、IT関連の資格を列挙したり、得意な言語や開発に携われるシステムの分野、職務経歴などを書いたりできます。また、今まで関わったプロジェクトの内容や開発したものを記載するのも良いでしょう。

スキルシートを作成する際は、経歴や資格などは箇条書きでシンプルにまとめ、見やすくするのがコツです。あまりに長いと読んでいる人が飽きてしまうので、長くてもA4サイズの原稿2、3枚くらいにまとめましょう。そのうえで体裁を整え、全体の統一感を出すようにします。PR文などの文章を書くときは、言い切りの形で文体を作るとビジネス感が出て良い印象につながるはずです。

忘れてはいけないこととしては、守秘義務が挙げられます。過去に携わったプロジェクトや開発したアプリなど、できる限り記載したいかもしれません。しかし、情報を守るために公表しないように言われているものについては、記載が厳禁です。守秘義務のものではなくても、クライアント名や具体的な製品名などは挙げない方が無難でしょう。特に問題がなくても、簡単に情報を出す人だと勘違いされてしまうのを防ぐために守りたいポイントです。ちなみに、スキルシートの書き方やコツなど参考になりそうな情報が【エンジニアに今や必須の<スキルシート>活用法】にも掲載されていたので、併せて読んでおくと良いかもしれません。